社会文化学会第9回全国大会
2006/12/2~3 立命館大学・衣笠キャンパス

2006年12月2日(土)~3日(日)
会場:立命館大学衣笠キャンパス 敬学館/存心館
開催校責任者:赤井正二


12月2日(土)
■全体シンポジウム(13:00~16:30) 会場【敬学館230号室】
テーマ:働きすぎ、格差、対抗運動

1.不安定雇用の一形態としての日雇い労働者の「野宿」化の現状と課題
――釜ヶ崎における日雇労働者の雇用・生活保障の闘いとその教訓――
海老一郎(財団法人西成労働福祉センター職員)
2.「格差社会」のリスクとは何か
大関雅弘(四天王寺国際仏教大学)
3.雇用・労働の二極分化と働き方
森岡孝二(関西大学)

■総会(16:45~17:45) 会場【敬学館230号室】
■懇親会(18:00~)   会場【末川記念会館レストランカルム】

12月3日(日)
■課題研究報告(9:30~11:30)
課題研究A 会場【存心館804号室】
テーマ:ヨーロッパ思想・文化の今日的展開――多元主義を一つの手がかりとして

1.存在論からの社会科学の刷新の試み
――批判的実在論の特徴とその意義について――
佐藤春吉(立命館大学)
2.ユダヤ的アイデンティティとは何か?
――多文化主義における宗教の危機=臨界点(kritische Punkt)
出口剛司(立命館大学)

 課題研究B 会場【存心館805号室】
テーマ:市民メディアの可能性と問題点
1.非営利コミュニティ放送の国際ネットワーク(AMARC)の取り組み
松浦哲郎(京都コミュニティ放送、AMARC理事)
2.ドイツ・市民メディアの変容
川島隆(京都大学非常勤講師)
3.コミュニティFMはなぜ市民メディアなのか?
坂田謙司(立命館大学)
コメンテーター:松浦さと子(龍谷大学)

■昼食(11:30~12:30)
■ポスターセッション(11:30~12:30) 会場【存心館806号室】

■自由論題報告(12:30~14:30)
セッション1 会場【存心館804号室】
テーマ:市民事業における公共性と社会文化
1.「社会的企業」における利益追求とミッション追求
藤原隆信(京都経済短期大学)
2.福祉事業における公共性と社会福祉事業体
石倉康次(立命館大学)

 セッション2 会場【存心館805号室】
テーマ:大学における人権と社会文化
1.大学の人権と文化上の問題点――国際人権A規約13条をめぐって――
細川孝(龍谷大学)
2.大学における組織体制の再編と研究・教育力の危機
吉村惠(平安女学院大学非常勤講師)
3.大学教育におけるジェンダー教育と「バックラッシュ」
――大学でのジェンダー・センシティブな取り組みに対する学生の反応
についての一考察――
湯川やよい(一橋大学大学院)

 セッション3 会場【存心館806号室】
テーマ:民衆文化と社会思想
1.民衆文化と大衆文化の成立と誤差
――ポップカルチャーにおける「市民性と大衆性」について――
小山昌宏
2.デンマークの近代化の原動力としてのキリスト教
田渕宗孝(名古屋大学大学院)
3.身体運動に関する地域の伝統文化財を教材として活用する試み
――広島県福山市の「二上りおどり」を題材として――
大庭三枝(福山市立女子短期大学)

■サブシンポジウム(14:40~17:00) 会場【存心館804号室】
テーマ:まちづくりと社会文化
1.カフェコモンズの一年を振り返って
宮地剛(カフェコモンズ店長)
2.タウン誌「ザ・淀川」の実験
南野佳代子((有)コミュニティ企画・編集部)
3.市民のための大学づくりーー京都自由大学の試みからーー
重本直利(龍谷大学)、山西万三(京都自由大学副理事長)