社会文化研究 第24号
コロナ禍における社会文化のゆくえ

発行:2022年2月10日
定価:本体1,800円(税別)
最新号(第24号)は晃洋書房が発売元となり、全国の主要書店や大学生協及びインターネット書店にてご購入頂けます。

コロナ禍における社会文化のゆくえ

本号は、コロナ禍への対応に明け暮れていた2020年度にオンラインで開催された大会・シンポジウムで据えられたテーマに即した特集を組みました。コロナ禍による生活様式の変更は、社会文化にどのように影響を及ぼしているのか。それは社会文化研究の今後を考えていく上でも欠かせないテーマである。

目次

特集 コロナ禍における社会文化のゆくえ
特集にあたって  大関 雅弘
〔寄稿〕
コロナ禍の恐怖と統治、反乱と相互扶助について  仲田 教人
〔寄稿〕
新型コロナ禍での「世間」の同調圧力と芸術文化の課題
――人の喜ぶのを見て素直に喜ぶことのできる社会のために――  藤野 一夫
〔寄稿〕
コロナ禍での若者支援団体の奮闘と模索  南出 吉祥
〔寄稿〕
場をともにすることの意味
――参加と表現の自由を守る子どもの権利擁護活動――  荒井 和樹

論文
環境教育政策と環境政策の関連についての研究   久保田 貢
共助の担い手は役割をいかに定義するのか
――地域防災ボランティア団体の語りから――   加野 泉
戦争映画批評の時代
――岩崎昶、あるいは批評の可能性について――  大月 功雄
研究ノート
木村敏の臨床哲学探究
――概念間の対応関係を捉えるその翻訳的思考をめぐって――  廣田 拓
調査報告
企業主導型保育事業の可能性
――設置者インタビューを通して新たに保育モデル構築をさぐる――  橘 那由美
学会年報『社会文化研究』投稿・編集規約
編集後記・執筆者一覧