中俣保志会員からお知らせ 研究会:林美輝著『ナラティヴ(語りを生きる)』-書評研究会 (日常に埋め込まれた関係の中での <教育>と社会運動としての実存を生きることの意義)
2024/12/29

日時: 2024年12月29日(日) 10:00~12:30 
会場:Zoom配信
参加費:無料
プログラム:
登壇:報告 中俣保志(香川短期大学)
   コメンテーター 林美輝(『ナラティヴ(語りを生きる)』著者・龍谷大学)

Zoom配信アクセスを希望されるかたは、以下に示したフォームにご回答ください。
参加者入力フォーム https://forms.gle/Rg8WKBALS9Wb1Ef56

(概要)
社会文化学会の研究委員長である林美輝さん(龍谷大学所属)により『ナラティヴ(語りを生きる)―ある「障害」者解放運動を通じた若者たちの学び』が2023年に上梓されました。
同書では、脳性麻痺の当事者であり、障がい者理解と解放に尽力してきた森修氏と出会った人々の「自己形成の群像(アイデンティティズ)を「語り(ナラティブ)の獲得」の成長史を、「学び」として読み取ろうとする、意欲作です。
本書では、当事者の生活史・活動史はもちろん、その当事者から影響を受けた一七名の人々の出会いと学びの蓄積が、「自分の言葉で物語ること」の歩みとしてとらえられ、さらにはその人々の歩んだ生活の軌道を、キャリア・トラックとされる「周囲から望まれる進路」からの自律(または「逸脱」)として描かれている。
また、獲得した「学び」のプロセスは、森氏をはじめとする周囲との関係性の中から、「中動態的に」)」、あるいはややかみ砕いて言い換えるならば「選択肢として選ばれたものではなく、気が付くとその状況の渦中に投げ込まれたかのような状態に入ること」として、各人に共有されていく様子が描かれています。
この回では、林氏のこの著作を手掛かりに、中俣が寄せた、林氏の著作の書評「日常に埋め込まれた関係の中での<教育>と、社会運動としての実存を生きることの意義」(『社会文化研究』(2024年12月発行)に掲載)をもとに、林氏をお招きして、林氏のご著書をめぐっての報告とフロアとの交流を目的とした研究会を開催したく思っております。
皆様よろしければ、以下の入力フォームにご記載いただき、後日参加用のURL等の情報が記載されたメールを私から送信させていただきます。

参加者入力フォーム https://forms.gle/Rg8WKBALS9Wb1Ef56
中俣保志(香川短期大学)