2003年度夏季研究集会
2003/7/5 龍谷大学・深草学舎

反グローバリゼーションとNPO・NGO ―アタックの挑戦と社会文化の方向性―
主催;社会文化学会、社会経営学研究会
協力;特定非営利活動法人(NPO)京都社会文化センター
日時;2003年7月5日(土)13:30~17:30
場所;龍谷大学深草学舎21号館603教室 612-8577京都市伏見区深草塚本町67
参加費(資料代等);200円

<プログラム>

基調講演

「反グローバリゼーション社会運動―アタックの試みを中心に―」

杉村昌昭氏(龍谷大学教授)

コメンテーターⅠ

「フランス社会運動における知識人の役割―ピエール・ブルデューを中心に―」

紀葉子氏(東洋大学助教授・社会学)

コメンテーターⅡ

「反グローバリゼーションと世界社会フォーラムの活動」

秋本陽子氏(アタック・ジャパン事務局次長・翻訳家)

司会 ; 竹内真澄氏(桃山学院大学教授)

<呼びかけ>

米英のイラク攻撃に対して、世界の反戦・平和運動は大きく広がっております。今日の政治・経済の動向に対し、NPO・NGOにみられる自発的な市民運動の 展開は、21世紀の国際社会および各国社会の趨勢を大きく左右するパワーをもちつつあります。私たちは、日本におけるNPO・NGOのあり方を考えうる上 で、国際NGOアタックの挑戦は重要であると考えています。また、このことが日本の社会文化の現在とその方向性を考える契機にもなるものと思っています。 下記の内容を公開シンポジュウムとして開催いたします。社会文化学会、社会経営学研究会会員のみならず、NPO・NGOの関係者、市民活動に日々取組んで おられる方々の御参加・御発言を期待いたします。

ア タック;ATTAC(「市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション」)は、NGO、労働組合、農民、失業者、ジャーナリストなどの参 加のもとで、1998年3月にフランスで結成された。2003年現在、アタックは世界50ケ国で設立され、会員数は約10万人を数えるにいたっています。 アタックは、「彼らは8人、私たちは60億人」というスローガンをかかげて、G8、WTO、IMFなどの国際会議に対して抗議行動を展開するとともに、新 自由主義的グローバリゼーションに抗し《市場の独裁》とたたかい、世界規模でのネットワークを形成し民主主義的空間を作り出すことを掲げています。アタッ クは、「もうひとつの世界は可能だ」として、あらたな国際オルターナティブを提起している。これに呼応して日本においても2001年11月、12月に大阪 と東京で、続いて京都で結成された